「ChatGPTって結局どんなものなの?」
そのような疑問を抱えているのではないでしょうか?
簡単にいうとChatGPTは、生成AIの一種で人工知能チャットボットです。
この記事ではそんなChatGPTについて詳しく解説していきます。
知ると便利なChatGPTの使い方や、面白い使用方法も紹介していくので興味のある方は是非最後までご覧下さい。
- 「GPT-3.5」は誰でも無料で利用できるAI生成コミュニケーション
- 「GPT-4.0」は「GPT-3.5」より優秀な有料版
- ChatGPT利用の際は個人情報を送信しないように注意
- 日常会話から業務の効率化まで行なうことが可能
- 病気の診断や法的相談は行えない
ChatGPTとはopenAI社が開発した生成AI!
ChatGPTとは、openAI社が2022年11月にリリースの生成AIを活用したコミュニケーションサービスです。
リリースからわずか2ヶ月でユーザー数が1億人に達し、世界的に利用者が多いことでも知られています。
日本でも2023年4月時点で、61%の人がChatGPTを知っており12%が利用しているという結果があり、その知名度は生成AIサービスの中でも圧倒的に高いです。
(*2023/4/15~4/16関東に住む15歳~69歳男女:野村総合研究所調べ)
ChatGPTの魅力は、入力文に対して的確な回答を得ることができるところで、ジャンル問わず日常会話からプログラミングなどと様々な分野の回答をしてくれます。
日本語でも利用できるため、誰でも簡単に活用することが出来ます。
ChatGPTは無料で使える?3.5と4.0の違いを解説!
ChatGPTは基本無料で誰でも利用することができます。
元々「GPT-3.5」で活用されていましたが、2023年3月14日に米OpenAIは「GPT-4.0」を発表しました。
「GPT-4.0」は従来の「GPT-3.5」よりも有能で、月額20USドル(約2,700円)の有料プランを契約すると利用できます。
GPT-3.5 | GPT-4.0 | |
料金 | 無料 | 月額:約2,700円 |
生成・ 処理文字数 | 最大5,000文字 | 最大25,000文字 |
プロンプト | テキストプロンプトのみ | テキスト・画像入力両方可 |
具体的な違いとしては回答のクオリティがかなり向上しており、「GPT-3.5」と不許可コンテンツのリクエストに対する応答率を比較したとき、事実に基づいた回答を出す確率が40%高いという結果がでています。
また「GPT-3.5」が最大で約5,000文字のテキストを生成・処理できるのに対し、「GPT-4.0」はその5倍である約25,000文字のテキストの生成・処理が可能です。
安全性や正確性を求める方や、ビジネスで活用したい方は機能性に優れている「GPT-4.0」がおすすめです。
ただ「GPT-3.5」でもかなり活用できるクオリティーなので、普通に利用するだけなら「GPT-3.5」で充分しょう。
ChatGPTは危険性がある?セキュリティは大丈夫?使うときの注意点
- 個人情報や機密情報は送信しない
- 情報を鵜呑みにしない
ChatGPTには学習能力があるため、個人情報や機密情報を送信しないようにしましょう。
また送信した個人情報や機密情報は一定期間保存されてしまうため、やはり外部に漏らしたくない情報は送信しないようにする必要があります。
他には、稀に信憑性の低い情報や誤情報などが回答として送られてくる場合もあります。
そのため、全ての情報を鵜呑みにしないように注意しましょう。
特に、医療など生命に関わる重要な情報の場合は出典元をしっかりと確認する必要があります。
ChatGPTの始め方&使い方
ChatGPTの使い方は至って簡単です。
誰でもすぐに利用することができるため、まだ利用した事が無い方は是非チェックしてみて下さい。
PCを使う場合
まず最初に、初めてChatGPTを利用する方は「サインアップボタン」を押しましょう。
この画面が表示されたら、新たなメールアドレスを登録して作成するか、Googleアカウント・マイクロアカウント・Appleアカウントのどれかで登録するかを選べます。
今回はGoogleアカウントで作成してみます。
アカウントを選択すると、「あなたについて教えてください」という画面に移ります。
ここでは自分の名前と生年月日を入力し、「続ける」ボタンを押します。
名前と生年月日を入力したあとは、電話番号を入力します。
全画面で入力した電話番号の端末に、ショートメッセージで6桁の確認コードが送られてきます。
ショートメッセージを確認し、入力しましょう。
この画面に移ると、質問したい内容を「Send a message」の欄に入力し、横の送信ボタンを押すと利用できます。
これでPCで使う際の手順はすべて完了です。次回から利用する際は、ログインするだけですぐに利用できます。
スマホを使う場合
まず、初めてChatGPTを利用する方は「サインアップボタン」を押しましょう。
日本語に翻訳も可能です。
次にアカウントの作成方法を選びます。
PCの使い方ではGoogleアカウントを使用したので、スマホでの使い方では新たなメールアドレス登録での作成方法を紹介していきます。
メールアドレスを登録後、次にパスワードを設定します。
最低8文字の予測困難な文字を設定しましょう。
登録したメールアドレスに確認メールが届きます。
そこに貼られているURLからアクセスしてください。
この画面に移ったら、自分の名前と生年月日を入力しましょう。
入力が終わったら「続けます」ボタンを押して下さい。
次は電話番号を入力します。
入力した電話番号の端末に6桁の確認コードがショートメッセージとして届くので、それを入力するとアカウント作成は完了します。
この画面でChatGPTの利用が可能です。
下部のバーの「Send a message」に質問したい事項を入力し、右の送信ボタンを押すとChatGPTから回答が返ってきます。
次回利用する際は、ログインするだけですぐに利用できます。
ChatGPTでできること
ChatGPTは、ジャンル問わず様々な質問に対応できます。
- 日常会話
- 翻訳(英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、日本語など)
- 例文生成
- プログラムを書く・エラー箇所の指摘
- データ整理
- API連携
- ジョーク
- クイズ などなど
普段の話し相手になったり、プログラミングのエラー箇所を見つけてくれたりと様々な作業が可能です。
そのため、暇つぶしとして利用する方から仕事で利用する方まで、多くの活用シーンがあります。
ものによっては検索エンジンで検索するよりも、会話のように説明してくれるChatGPTの回答の方が分かりやすいといったこともあります。
また検索エンジンで調べたけど理解が難しかったことを、改めてChatGPTに聞いてみると理解できるかもしれません。
ChatGPTができないこと
様々なことが行えるChatGPTですが、できないこともいくつか存在します。
- 発想や想像力が必要な回答
- 病気の診断
- 法的相談
- 最新情報の回答
まず前提としてChatGPTの回答を鵜呑みにしないことが大切です。
特に医療に関する病気や薬についての診断や相談は、ChatGPTに行なうことが出来ません。
また、それらしい回答が返ってきたとしても、その回答を過信せず専門家に相談しましょう。
他には法的な相談や、想像力が必要になってくる回答は苦手です。
さらに、ChatGPTが提供している情報は2021年9月で止まっているため、最近の情報が必要な場合は最新のニュースやWEBサイトの閲覧をおすすめします。
ChatGPTの便利・面白い使い方をご紹介!
ChatGPTの便利で面白い使い方がSNSなどでも話題になっています。
- スプレッドシートの自動化
- しりとり
- 人生相談
- クイズ作成
- 料理レシピの提案 などなど
- スプレッドシートの自動化
-
ChatGPTはAPIを提供しているため、学習した情報の範囲内であれば雛形に対して入力することが可能です。
業務でスプレッドシートを使う方は、通常手作業で行なうべきところが自動化できるので業務の効率化が望めます。
- 人生相談
-
真剣な人生相談に対しても、ChatGPTは親身に的確なアドバイスをしてくれます。
自分の中に秘めていた悩みや不安を家族や友人に相談できない人も多いでしょう。
何か悩みを抱えている方は試しにChatGPTに相談してみるのが良いでしょう。
思いがけないアドバイスをもらえるかもしれません。
- しりとり
-
ChatGPTはしりとりでも一緒に遊んでくれます。
特にすることが無いときなど、暇つぶし程度に利用してみると良いかも知れません。
他にはオセロなども、しっかりと説明すれば一緒に遊ぶことができます。
ChatGPTについてよくある質問
ChatGPTはどんな場面で使うといいですか?
ChatGPTを使うシーンは様々です。
基本的にどんな質問にも対応できるため、暇つぶしとして何気ない会話をしたり遊んだりすることも可能です。
データの整理やプログラミングといったこともできるので、仕事に活用することもできます。
ChatGPTは無料で使えますか?
ChatGPT「GPT-3.5」は誰でも無料で利用できます。
ただ、ChatGPTの利用頻度が多い方や仕事で利用する方は、それよりも優秀な有料版の「GPT-4.0」がおすすめです。
「GPT-3.5」でも機能性は優れているので、性能に不満がない場合は無料でも充分楽しめるクオリティになっています。
ChatGPTはどういう時に使えますか?
スマホからでも利用できるので、場所を選ばず外出先でも何か疑問に感じることがあれば質問することができます。
手軽にどこでも利用可能なので、いつでも利用してみましょう。
仕事の中でChatGPTを取り入れる方法はなんですか?
- メール文書作成
- 文章の要約
- マニュアル作成
- IT系技術文書の生成
- 企画アイデア出し
- 翻訳
- データ整理・分析
- FAQの自動生成
- 会話のテキスト化
ChatGPTでは業務の効率化を狙える機能が多く備わっています。
業務上でなにか苦手なことがある方や、時間を取られてしまうことがある方は積極的にChatGPTを使ってみると良いでしょう。
ただ業務で利用する場合は、より正確な情報を元に行なわなければいけないため、本当にそれが正しい情報であるかを確認する必要があります。
ChatGPTとは? まとめ
- 「GPT-3.5」は誰でも無料で利用できるAI生成コミュニケーション
- 「GPT-4.0」は「GPT-3.5」より優秀な有料版
- ChatGPT利用の際は個人情報を送信しないように注意
- 日常会話から業務の効率化まで行なうことが可能
- 病気の診断や法的相談は行えない
ChatGPTは誰でも気軽に利用できるAI生成コミュニケーションツールです。
アカウント作成も簡単に行えるのでまだ利用したことのない人は是非活用してみて下さい。
ただ注意点もいくつかあります。利用する際は、個人情報や機密事項を送信しないように充分気をつけて下さい。
普段の生活にもChatGPTを上手に取り込んで、質の良い上手に利用していきましょう。